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クラウドネットワークスの取り組み

出典:富士通株式会社

1. 日本海ケーブルシステム(NCS)建設について

北海道と本州を結ぶ海底ケーブルの現状

現在、北海道と本州間を結んでいる主な光海底ケーブルシステムは、KDDI株式会社による石狩~秋田・仙台間(JIH)、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)の苫小牧~下北半島間、そしてソフトバンクテレコム株式会社による室蘭~八戸間の3システムとなっています。これらは青函トンネル内を通る光ケーブルなどとともに、北海道の通信インフラとして最も重要なシステムとなっています。[図:北海道と本州を結ぶケーブル]

ですが、2011年3月11日に起きた東日本大震災により、石狩から仙台市を経由して茨城などの関東圏を結ぶKDDIのJIHをはじめ、太平洋側の海底ケーブルシステムが甚大な被害を受け、安定したサービスの提供という面で懸念を生じることとなりました。[図:東日本大震災におけるケーブル被災状況]

北海道と本州を結ぶケーブルがどれも青森・秋田などすべて比較的短距離を結ぶものしかない上に、アメリカや海底ケーブル回線も同じ太平洋側の関東圏に集中しており、海外との接続もすべて本州経由で行っているため、今後その発生が予想されている首都圏での直下型地震など、大規模な自然災害が発生した際、北海道が国内や世界の情報通信網から孤立する可能性があります。

日本海ケーブルシステム(NCS)の意義

北海道と本州との間に光海底ケーブルを新たに建設することで、以下のメリットが生まれます。[図:NCSのケーブル建設計画図]

日本海ケーブルシステム(NCS)の技術仕様
距離約1,000km
ファイバーペア数4ファイバーペア
1波長あたり100Gpbs
波長数40
最大システム容量16Tbps
利用開始予定2014年12月

1. 北海道経由での国内外通信ルートを確立

石狩から首都圏へ繋ぐルートと共に、国内のもう一つの主要拠点である大阪へ直接繋ぐことで、首都圏を経由しないルートが確立され、また将来的にはロシアや韓国経由だけでなく、北米・ヨーロッパと直接結ぶ国際通信ルートの確保も可能です。

2. 大規模自然災害発生時の通信ルート確保

首都圏直下型地震など、今後予想される大規模自然災害に対しての通信ルート冗長化やケーブル陸揚地分散化に貢献するので、災害時の通信インフラ確保が可能になります。[図:東日本大震災での被災状況 1][図:東日本大震災での被災状況 2][図:東日本大震災での被災状況 3]

3. 直接・最短ルートでの接続による低通信遅延

既存回線に比べて東京・大阪への最短ルートで拠点へ接続することで、通信時間の遅延が抑えられます。

また北海道はロシア・ヨーロッパ・北米などの国際通信ルートからの物理的距離が関東圏よりも近いので、既に建設されているヨーロッパ向けケーブルとの接続や、建設が計画されている北極海経由のケーブルまた新規に北米向けに光海底ケーブルを建設することで、低通信遅延ネットワークが北海道をハブに実現できる可能性があります。

4. 大手既存回線との価格競争によるコスト低下

日本海ケーブルシステム(NCS)によって、これまで価格が不透明且つ高止まりしていた、東京とのインターネットエクスチェンジ(IX)を結ぶ通信大手の既存回線とも価格競争が生まれ、結果としてコストを抑えられることにも繋がります。

※出典:

(2012年2月 クラウドネットワークに関するインフラ研究会報告書「北海道とクラウドネットワーク」)

出典:日本電気株式会社

出典:KDDI株式会社

  • 出典:KDDI株式会社

  • 出典:KDDI株式会社

  • ※画像クリックで拡大

2. ネットワークソリューションの提供

私1970年代、北海道の機関大学である北海道大学での研究会に端を発し、パーソナルコンピュータ革命の黎明期から様々な人材が起業、成長を遂げてきた北海道には、多様な業種のIT企業が集積しており、また各種の高等教育機関からそれを支える人材が安定的に育成、輩出されています。

ネットワーク事業者としては現在、1989年設立の北海道総合通信網株式会社(HOTnet)や、日本の基幹通信企業、NTTグループの地域会社であるNTT東日本が北海道ローカルの通信事業者として光ファイバー網の構築を行っています。

北海道内にはローカルの通信事業者として、1989年設立の北海道総合通信網株式会社(HOTnet)や、日本の基幹通信企業、NTTグループの地域会社であるNTT東日本が光ファイバー網の構築を行っています。

私たちは、これらのネットワーク網を通じ、本Webサイトで紹介する各データセンター候補地を結ぶネットワークソリューションを提供します。

例1/札幌~石狩間のネットワークソリューション事例

この事例では、
(1) NTT東日本のダークファイバー網を利用したルート
(2) HOTnetの光ファイバー網を利用したルートを用意。(1)ではCWDM装置を設置し、 10Gbps複数本のルートが安価で構築でき、(2)[図:札幌~石狩間のネットワーク構築図]

例2/札幌~千歳間のネットワークソリューション事例

札幌~千歳間も(3)の様にNTT東日本のダークファイバー網が利用できますが、距離が札幌~石狩間の2倍以上となるため、両端にDWDM装置を設置するか、または途中のNTT局に中継器を設置して10Gbps複数本の構築が可能です。もう1ルートも例1と同様にHOTnetを利用し※(4)、1Gbpsまたは10Gbpsのイーサネットサービスが提供できます。[図:札幌~千歳間のネットワーク構築図]

もう一つの候補地である苫小牧~札幌間はNTT東日本のダークファイバー網では距離が長すぎて難しいため、HOTnetの利用による1Gbpsまたは10Gbpsのイーサネットサービスを提供します。

※参考

株式会社NTT東日本 北海道支店
http://www.ntt-east.co.jp/hokkaido/

北海道総合通信網株式会社(HOTnet)
http://www.hotnet.co.jp/